壁を持ち歩く

●新型コロナ感染症対策といたしまして、
「緊急事態宣言やまん延防止対策が発出されてる地域および感染が拡大傾向にある地域」からのご来廊は、
大変申し訳ありませんが、お控え頂きたくお願い申し上げます。
ギャラリーが福祉施設の敷地内にあることから、心苦しいのですがどうぞお許しください。

雨天時以外はギャラリーの扉を全開し、半野外の状況で換気をよくして開催いたします。
ご来廊者様にはマスクのご着用と、会場入口においての検温及び手指消毒のご協力をお願い申し上げます。
また、入場時の人数調整もさせていただきます。
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Kagari Yusuke solo exhibition
カガリユウスケ展
「壁 を 持 ち 歩 く」

2021 7/31 sat – 8/9 mon
11:00-17:00
会期中無休

ぼくは昔から風景を見るのが好きだった。
特に自然物と人工物が混じり合った景色が好み。
山深い道を歩いていたら急に道が開けて、
山の木々を背にした巨大な高速道路が現れる。
そんな人工物と自然物のコントラストが高い風景に心惹かれ続けていた。
そんな自分が好きな風景に出会うたび、
言葉にはできないけど確かに自分の心を打つこの感触を、
このドキドキを自分でも作れたらどんなに楽しいだろう。
それを作り、売り、生きていけたらどれほど素敵だろうか。
それがぼくが壁のような質感を持つ色々なアイテムを作り続けている理由。
人が作った「街」という人工物はひどく奇妙で、美しい。
その不思議な美しさを少しでも再現できればと思っている。

カガリユウスケ kagari yusuke(カバン作家)
1984年大阪生まれ。
父は和紙作家の明松政二。
2005年頃から壁の写真を撮り始め、同時期に壁の質感を再現したカバンを作り始める。
2012年10月より秋葉舞子氏に師事。
主な作品として革の上に建築材のパテを塗り、使用者が経年変化させる事で完成する「wall」
wallにウェザリング加工を施し、より壁の質感に近付けた「都市型迷彩」
革に激しいシワ加工を施した「skin」
カメラを用いて、街への視点をカバンにした「virtual wall」などがある。
近年は石のオブジェなども創作。

個展
2007「wall」 2008「wall 02」 2010「2.5D」 2011「100年の壁」
2012「虚像の質感」 2013「都市型迷彩」 2015「Flower Of Wall」
2017「追複」 2018「under construction」 2019「crash」
2020「有機的な固体」 2021年「装う壁」

http://www.yusukekagari.com/